名刺の作成と上質紙
名刺を作成するに当たり、デザインだけではなく用紙の種類にも気を配らなければならず、全体的な印象を決める上で大事です。
最もシンプルな用紙と言われているのが上質紙で、名刺だけではなくステッカーやシールの作成の際にも用いられております。
数多くの用紙の中でも最安で表面と裏面のコーティングがされていないパルプ100%の非塗工紙が上質紙となっており、どの印刷業者でも取り扱っているはずです。
サラリーマンならばビジネスで名刺交換をする機会は多いですし、1日に10枚以上消費するケースも少なくないため、作成のコストを抑えるために上質紙を用いるのは良いのではないでしょうか。
光沢があるわけでもマットな質感というわけでもなく、上質紙は普通の紙質なので、あまり特徴がありません。
それでも、プリンタとの相性が良いため綺麗に印刷できますし、名刺の中に単色のイラストや画像を取り入れている方にもおすすめです。
ただし、名刺を作成するに当たってモニターで見る色と比べて印刷すると色が沈みやすいという特徴があり、フルカラーよりも単色刷りで用いられる場合が多いので注意が必要となります。
つまり、色の再現性に乏しいため、モノクロの文字だけの印刷の方がどちらかというと適しており、フルカラー印刷の場合は別の用紙を選択した方が良いのです。
名刺だけではなく、上質紙は以下のような印刷物として利用されております。
・チラシ(薄い上質紙を使用するケースが多い)
・ハガキ(厚い上質紙を使用するケースが多い)
・冊子の表紙(厚い上質紙を使用するケースが多い)
・複写伝票の上の紙(薄い上質紙を使用するケースが多い)
基本的に、名刺は保存性を高めるために、薄い用紙ではなく厚い用紙が使用されることが多く、そのような意味ではハガキや冊子の表紙と一緒です。
ペラペラの薄い紙質の上質紙を使って名刺を作成しても取り扱いしづらいですし、ある程度の厚さがなければイメージが悪くなります。
印刷業者にお願いする場合、同じ上質紙でも紙の厚さには違いがあるため、注文する前に事前に確認しておいた方が良いでしょう。
上質紙を取り扱っている代表的な業者が「名刺21」で、片面モノクロの場合50枚で750円、100枚で870円、300枚で1,350円、500枚で1,900円、1000枚で3,350円と、注文する枚数が多ければ多いほど単価は安くなります。
4000枚や5000枚など大ロットの注文も「名刺21」では承っており、ビジネスで大量に名刺を使用する方におすすめです。
当サイトでご紹介している名刺作成業者のVistaprint(ビスタプリント)では、残念ながら上質紙は用意されておりません。
しかし、名刺の印刷に適したホワイト・マットが使用できますし、両面光沢仕上げや裏面加工といった特殊な印刷が利用できるので、Vistaprint(ビスタプリント)で注文してみてください。
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