名刺の作成とキャッチコピー・キャッチフレーズ
ビジネスで使う名刺を作成するに当たり、名前や連絡先だけではなく、キャッチコピーやキャッチフレーズを載せるのは一つの選択肢です。
名刺の中に載せる情報は特に定められておらず、全て個人の自由となっております。
しかし、名前や会社名などありきたりな情報しか記載されていない名刺は寂しいので、自分のことを相手にもっと知ってもらうためにキャッチコピーやキャッチフレーズを一言加えるのが良いのです。
近年では名刺のデザインが進化しており、どの業者で作成してもクオリティは高く、他の人と差を付けるのは難しくなりました。
Illustrator(イラストレーター)などの専門的なソフトを使って自分のセンスや個性をアピールしても、デザインだけでは結局は大勢ある名刺のうちの1枚として埋もれてしまうのです。
そこで、デザインだけではなくキャッチコピーやキャッチフレーズを名刺に加えるのが適しており、以下のような効果が得られます。
・訴えたいことを的確に伝えれば相手の印象に深く残る
・キャッチコピーの演出としてグラフィカルも加えればより効果的
・自社のサービスや商品をアピールできる
・自分や所属している会社に興味を持ってもらえる
・「この人とビジネスで関係を持ちたい」という気持ちを刺激できる
名刺交換は社交辞令として行うのではなく、自分のことを相手に覚えてもらわなければ意味がありません。
これからビジネス仲間として進展するケースも十分にありますし、個人事業主やフリーランスならば積極的に仕事を獲得しなければならないのです。
相手が自分に抱く印象やイメージが良くなればなるほど、その確率を大きく上げられるので、相手の印象に残るパワー名刺としてキャッチコピーやキャッチフレーズを載せるのが非常に簡単で高い効果が得られます。
また、ただキャッチコピーやキャッチフレーズを載せた名刺を作成するだけではなく、相手の記憶に残らなければ意味がないのです。
例えば、「私の名前は○○□□です!」と記載するよりも、「秒速で飛び回る営業の鬼、○○□□です!」と表記した方が相手に覚えてもらえやすくなります。
人間は読書や文章で記憶した知識の「意味記憶」よりも、個人の体験によって記憶した「エピソード記憶」の方が強く頭の中に残るため、相手にインパクトを与えるようなキャッチコピーやキャッチフレーズを考えましょう。
実際に、以下のような点を参考にしてキャッチコピーを作り、名刺の見えやすい部分に組み込んで作成してみてください。
・自分自身の信条を入れる
・仕事のコンセプトをあらわすワードを取り入れる
・自慢できる数字や実績を具体的に盛り込む
・自分の取り柄や長所を盛り込む
・語呂を合わせたり韻を踏んだりと言葉の遊びをしてみる
「ビジネス名刺にキャッチフレーズを入れるのはNG」という決まりは一切ないので、恥ずかしがらずにチャレンジしてみましょう。